『ユラ・ルージュ……』 …だれ?? 『耳を貸してはダメ。私の声を聞いて?』 《貴方はいらない存在》 …いや…っ!! 『落ち着いて…私の声に集中して。』 …優しい声。 まるで諭すような綺麗な声。 …この声なら信じて大丈夫? 「だ、れ??」 『よく、考えて?貴方は人間の皆から何を貰ったの?』 あたしは…なにを貰ったの?