そして耳元で声をかける。 「もう、貴方はひとりぼっちじゃない。あたしがいる、皆がいる。だからもう…」 だから… 「だから、もう泣いていいんだよ。あたしは大丈夫。安心して前に進もう?」 一緒に乗り越えるために。 するとひと粒の雫が落ちた。 そこから世界は白く浄化されていく。 そして消えていく直前…