【その通り。我がお前の相手として選んだ者はお前自身だ。それも、もっとも闇しか見てなかった時期のな。】 鼻を鳴らして笑う魔王。 まるであたしを嘲笑うかのように。 でも、一つわかった。 この人物が過去のあたしであるならば… もう、 「戦わなくてもいいんだよ」 あたしは解放していた力を封じ込め、過去のあたしと真正面に立った。