[ユラ…]



心配そうな顔で見つめるリユール。



「大丈夫。だってあたしだよ?負けるはずがないよ!」



[そう、よね…]



まだ浮かない顔をしている。



「…リユール。あたしはね、絶対この闘いに勝つって思ってるから。だから…信じて、あたしを。」



あたしは強いから。



だから大丈夫。



もう、心を闇になんか染めたりしない。



あたしは、リユールを安心させるために優しく微笑みかけた。