すると、制服のポケットに入れていたケータイが震えた。
メールだ。
誰かな?って思ってみてみると、…

櫻井君だ~  ハァ…
てか、なんであたしのメアドしってんの!?

ま、とりあえず見てみよう。
と、思って、メールを開いてみると…

「「昼休みそっこーで屋上に来い!!」」

うわ~どうしよう~これ、行かなきゃいけないパターンだよね?

ちらっと隣の櫻井君を見てみると…

窓の外を見ていた櫻井君がくるっとこっちをむき、あたしをみて、ニヤッと笑った。

その笑顔はいつものキラキラスマイルじゃなかった。

ハァ…
授業よ、のびてくれ~

その願いはあっけなく崩れた。



「はい、少しはやいけど、これで授業を終わりにします。」

最悪~先生め~恨んでやる~

よりによって昼休みが長くなった。