「なるほどね~やっぱりそうだったんだ~」

あたしが全部話してしまうと、亜紀ちゃんはそういった。

「え、やっぱりって?」

「人間があんなにず~っとにこにこしてられるわけないじゃない」

亜紀ちゃんらしい理由だ。

「へ~。と、とにかく、このこと誰にも言っちゃだめだからね?」

「わかってるって。それよりこのことあたしに話しちゃっていいの?約束したんでしょ?」

「あ~そーだったー!!亜紀ちゃんどうしよう…助けて~」

「知らな~い。ま、頑張れ~」

そういって亜紀ちゃんは席に戻っていった。

そして、四時間目が始まった。