「私ね、淋しいのかも、

　ずっとお姉ちゃんだからって頼られてたのに、

　吾朗と結婚して自由になって、

　すごくうれしいはずだったんだけど、

　なんだか誰にも必要ないって言われてるんじゃないかって気分になって、

　特に最近すごくそう言うのでいらいらしちゃって……


　私こっちに戻ってこようかな？」


「え？」

「なんだか疲れちゃった。

　こんなので

　私たち幸せなのかな？」

「え？？」


まさか、

『離婚』の二文字が浮かぶ。

「お姉ちゃん早まっちゃだめだよ？」


「え？」

「やめてよ、離婚とかまだ結婚して３年たってないじゃない」


「離婚？？


　そうかあ、それもありかも」


ええっ余計なこと言っちゃたどうしようっ


「お姉ちゃん！気もせいだからっ気をしっかり持って！」