「悪いな、詩信」

「おっとさんそれは言わない約束だよ?」

「ぶはっ」


「お前笑わせるなよ、こっちは腰が痛いんだから!」

「あははっ、

 でも往診してもらえてよかったね、

 少なくてもペットボトルなしでトイレに行けるようになって」


「いいのか?仕事休ませちゃって、

 店長さんに悪いな」


「しょうがないよ、大丈夫だから、

店長もお父さんについていてやれって言ってたもん。


私はパパの娘だよ、頼ってよ。」


「さんきゅ。詩信が娘でパパは幸せだよ」


「うん」


パパが私を頼ってくれることが、

本当にうれしい。


お荷物娘から一歩前進できたのかな?