本当に当たり前のことをして
やっと放課後。
侑磨「帰るか!」
紗雪「うん!」
幼なじみとの帰宅。
案外、私は侑磨が好きなのかもしれない
私の初恋は侑磨。
その思いは今頃気づいてしまう。
恋愛に不器用な私。
余計に何もできないでいた。
侑磨「あんな小さいんだな。」
紗雪「へ?」
侑磨が見る先には
小さい子で溢れている公園。
滑り台も笑顔で滑って
ボールをたくさん投げてて。
侑磨「寄ってみない?」
紗雪「ちびっ子たくさんいるのに?」
侑磨「遊んであげればいいじゃん!」
比較的に私は小さい子と遊ぶのが好き。
世話をするのが好きなんだ。
?「お姉ちゃん一緒に遊ぼ!」
何やら私に声をかけてきた女の子。
紗雪「いいよ~?」
?「私の名前は茉結!」
紗雪「まゆちゃん!」
茉結「うん!」
茉結ちゃんのニコニコな笑顔。
本当に癒されてる私。
ボールを片手に持っていて
むしろ、ボールの方が大きいんじゃ
ってぐらいまゆちゃんは小さい。
茉結「お姉ちゃんボール投げるの上手!」
紗雪「ほんと?(笑)嬉しい。」
茉結「うん! あっ。 」
ボールが道路に出てしまった。
奥の方からトラックが来ていて
間に合わないと思いつつ
私は茉結ちゃん目がけて走った。
そっからの私の記憶はない。