愛莉side
もう、雪も降る1月。
また、1ヶ月過ぎていった。
この雪の純粋な真っ白な色は
きっと、汚れを知らない。
真っ黒にもなったことないだろう。
愛莉「雪はいいよね。」
って目覚めない紗雪に向かって話す。
私自身も紗雪に話しかけるのも
だんだん慣れていって。
紗雪のお母さんたちに頼られてる。
たぶん、侑磨が来なくなったから
きっと喜んでいるように見えた。
でも、侑磨も紗雪も悪くない。
誰も悪いことしてなくて
ただたまたま運が悪いわけで
誰のせいでもない。
ただ、そう思うばかり。
紗雪は絶対に侑磨を
責めたりなんかしない。
紗雪はそういう子だから。