私は郁に会うため、




郁の部屋に。




「あっ、実栗先輩。お帰りなさい。」



「ただいま。郁。話があるの。いいかな?」



「はい。何ですか?」



「あのね。私、勘違いしてた。だからもう逃げない。寮に戻る。いままでありがとう。」



「実栗先輩…やっと、素直になりましたね。わかりました!また来たくなったら、きてください。」



ありがとう、郁。



私は寮に戻った。