〜琉維Side〜



今日は入学式かぁ。

「琉維くーん!朝よー」

はいはい


制服に着替えるか。


リビングには、もうみんないた


「おはよう。琉維
以外と制服似合ってるじゃないか
父さんに似て背が高くて良かったなぁ!」

背が高いと似合うモノか?

「ありがと」


「そうそう、夢祈ちゃんと同じ学校じゃない?」


「うん。」


「夢祈ちゃんってちっちゃい頃から極度な方向音痴でしょう?」


んま、そうだな



「夢祈ちゃんママと話したんだけど、琉維君に
夢祈ちゃんのコトを頼みたいのー」



…はっ?


「どういう意味?」

朝から何言ってんだよ
母さんは



「だからね、登下校を
一緒にしてあげなさい
ってコト!」


まじか

まっ、いっか

俺的、好都合♪


「いいよ」

「じゃあ、早速行って
らっしゃい!」


一緒に登下校とかめっちゃ久しぶりじゃん

もう、着いたよ。
家が隣ってある意味嫌
だなぁ。

呼び鈴押して…

夢祈ママ来たー
緊張

「琉維君、今日から
よろしくね?」


「はい」


「行ってらっしゃい」


「い、行って来ます。」


隣にいる彼女。
俺の幼なじみ
それから、俺の初恋の子


「わざわざ、ありがとね?」


「別」

何でこういう言い方しか出来ねぇんだよ!


いつからか、喋れなくなったな