〜夢祈Side〜


あれ?誰か泣いてる。

…私だ

「夢祈ちゃん、こっち
だよ。 もう、大丈夫
だからね」

誰だろう?手を繋いで
くれてる





「夢祈〜!夢祈!早く
起きないと遅れるわよ!」

せっかく、いい眠りに
着いてたのにー

カーテン開けたらちょー
春日和♪
やっぱ、入学式はこうで
なくっちゃ!
私は大原夢祈(おおはらゆき)
今日は、高校の入学式!

新しい制服を来て、準備
OK!



リビングに行くと、パパもお姉ちゃんもママも
起きてた



「夢祈〜、制服似合う
じゃないかー。
可愛いよ」

「本当?パパ!?」

「本当、本当」

ニヤけちゃうなぁ



「夢祈ちゃん、よく似合うわねー 可愛いわ」


「ママまでー!照れちゃうじゃーん」

「似合ってて可愛いけど
もう少し早く起きれないの〜?夢祈。」


出たっ!優しいのか悪魔なのか分からん姉っ!!

「頑張って起きまーす」



ん?もうこんな時間!

行かないと!


ピンポーン

誰だろ?


「来た来た♪」

誰よ

「夢祈ちゃん、いらっしゃーい」


私っ?


行ってみると…


「琉維っ?」

「そーよ♪夢祈ちゃん
方向音痴過ぎるから
琉維君に頼んじゃった♪」

頼んじゃったじゃない
わよー


「行ってらっしゃい♪」


「い、行って来ます」



彼は、宮田琉維(みやた
るい)
私の幼なじみ。
それから、私の大好きな人。
昔は、仲良かったけど
今はー…


「わざわざ、ありがとね?」


「別」


はー。気まずい気まず過ぎる!!

早く学校着いてー!