「柑奈、ちょっと休もう。」
蓮太くんはそう言って私をベンチに座らせた。
「柑奈、告白の返事今聞かせて。」
「蓮太くんは…。優しくて、ほんと気があって今日はすごく楽しかった。」
蓮太くんに告られてほんと嬉しかった。
「蓮太くんの彼女になれば絶対楽しんだろうなって。でも、まだ、諦め切れてなくて…。」
ダメだ。
泣くな。
「ほんっとっ…ごめんっなさいっ…。」
「わかってた。きちんと振ってくれてありがとう。」
蓮太くんならきっとふさわしい人がいる。
そう信じてるから。
それから私は蓮太くんに家に送ってもらった。