「はぁ…。」 「ちょっと、ため息ばっかりじゃん。どうしたのよ。」 佳恋が心配そうに言う。 私はため息の原因を見た。 視線の先には城山さんと佐野くん。 最近ずっと城山さんが佐野くんと話すから私は全く話してない。 話しかけようとすると、城山さんが入ってきて何も話せないんだ。 「あの2人お似合いだよね。」 後ろの方から声がする。