「髪切ったんだ?」 「あ、うん。邪魔だったし。イメチェンで。」 「似合ってるよ。可愛い…。」 「え?」 「あっ‼︎」 やべっ口に出した? どうしよう。 軽いとか思われた? 「ふふ。面白いね。君。ねぇ、名前は? 私は星野佳恋。」 「俺は深山海斗。」 「深山海斗ね。んじゃ、深山くん。これから一年間同じクラスでよろしく。」 そう言って去っていった