俺が佳恋と出会ったのは受験日当日だった。






俺はこの日消しゴムを忘れた。







すると、





チョキン






ハサミで何かをきる音がした。






不思議に思い、隣を見ると綺麗な女の子と目が合った。







「手出して。」




「え?」





言われた通りに手を出すと、





コロン







消しゴムが俺の手に乗った。