「かい…と…?」






追いかけてきてくれたんだ…。







「ちっ。彼氏持ちかよ。」







男の人はそう言って去って行った。







「海斗、ありがとう。」






そう言って顔を上げると、






ものすごく不機嫌な顔をした海斗がいた。






「近くの公園に行こう。」








そのまま黙って手を引かれて公園に行った。