オフィスの窓の外を見てみると 会社の入り口の所に舞子が立っていた 「なっ、なんで舞子がここに……」 「はよ行ってやれ~ 彼女待たせんなっつ~の」 そう言って俺のファイルを持って 陸斗は自分の部署へ戻っていった 「……サンキュ、陸斗」 お前、たまにやることかっこよすぎだっつーの 普段はただうるさくて 食べることしか考えてねーくせに ほんっと陸斗って 憎めない奴