すっかり外も暗くなり

俺と舞子は水族館を出て

駅前のベンチに座っていた




「聖也くん、さっきから黙ってどうしたの?」






「いや、なんでもねぇ……」






「もしかして、さっきの気にしてる?

 あんなのただの占いだし

 気にする必要ないよ~」






「いや、だからさ…違うんだ………」










違うんだ、違うんだよ舞子



俺はいま








プロポーズのことで頭がいっぱいなんだ