健「普通に慎二もテストがヤバいだけじゃね?」



授業が始まって黒板を見つめている慎二を見るからにそんな気がしてくる



舞「そんなことより健吾と虎春はこの間教えたところ覚えたよね?」



虎・健「え゙……」



舞が鋭い目線を向けると二人揃って苦笑い


舞は最初の頃と違って、大分俺らと関わるようになった



下っぱにも慕われているようだし

俺やこいつらにとっても大切な存在になっている



でもまぁ…

確かにこの二人は他人を気にする余裕は無いよね



虎「覚えてないです~…」



この3人のやり取りを耳で聞きながら

また慎二に目を向ける