慎「何でいつもは喋んないんだ?」


類「…うるさいのはあんまり好きじゃないから」



慎「…だな」



俺も。と一言呟いた神奈川くん

消毒液も塗り終え傷口には絆創膏を貼った



類「…帰ろうか」



立ち上がり神奈川くんに声をかける



慎「…あぁ」



同じく神奈川くんも立ち上がり歩き出す


その後ろをついていった






類「じゃ、ばいばい」


校門につき神奈川くんを見る



慎「送る」


類「いや、ここで大丈夫」



慎「家、どこだよ?さっさと言え」



類「……◎〇市の3丁目」



慎「あ~…あそこな」



そう言うと歩き出す神奈川くん

せっかちだなー…

歩く速度も速いし



類「あ、神奈川くん。真駆の人たちには私のこと話さないでね」



慎「…何でだよ?」



類「…うるさいのは好きじゃないから」



慎「あ~あいつらな…」



感慨深そうに何を思い出しているのか微笑む神奈川くん



仲間想いだな…

さすが総長をしてるだけある…