~類said~


類「ふふっ……」



私の顔を見て、驚いた様子の神奈川 慎二




慎「な…」



あまりの驚きに声も出ないようだ



類「まずは、水で汚れを落とすものでしょ?」



とりあえずこんな感じかな…



慎「あぁ…そうだな」



類「てか、私一人でも出来るから時間大丈夫?なんなら帰ってもいいよ?」



慎「……いや。見とく」



…何を?

本当に変な人なのはあなた



別にほっといてくれても良かったのに



類「そう?」



恭「驚いたな。湊川ってそんな声してんだな」



沖田先生が感心したように呟く


類「はい、今日は声の調子が良いみたいで」



私は授業で当てられても発言しない

理由を声の調子が悪いことにしている



先生達も私は成績優秀だからと信じてくれている


最近では当てられることも無くなった



沖田先生と真面目に話すのもこれが初めてだ