彩蝶は確かに存在しているのに姿を見せない



悪さをしている族の前に

ふとした時に現れて

蝶のように儚く消えていく



おまけに情報のガードが堅いため
居場所も名前も顔も明かさない


彩蝶には奏のハッキングを超える技術者がいるようだ



慎「何でお前は彩蝶のことに詳しいんだ?」



舞「…え?」



慎「俺らは彩蝶が族を潰したとしか言ってねぇ。全国No.1じゃなくてもいいはずだ」



俺は田原をじっと見据える

他の皆は呆気にとられているみたいだ



慎「なのにお前は彩蝶が全国No.1だと思い、彩蝶の居場所が特定出来ないことも知っていた」



舞「…嵌めたの?」



田原が睨みを利かせる



慎「俺はお前のことが知りたいだけだ」




皆押し黙りお互いに様子を伺っていた時にそいつはやって来た