~真駆said~(慎二)


健「最近、何にも起こらないよな~」



いつものように空き教室でくつろいでいると

健吾が呟いた



虎「そうだね~」



いつものように田原と話していた虎春が健吾の言葉に頷いた



彼「でも、奏の話だとNo.8の闇風があの彩蝶に潰されたらしいね」



慎「そうなのか?」


俺が奏に目を向けると

コクリと頷いた



彼「まぁ、あの族は評判悪かったからね」



健「彩蝶って何者なんだろうな」



虎「強いのに顔を見せないってカッコいいよね~」



二人につられてそれぞれ彩蝶を思案気に考える



慎「今度、闘ってみてぇな」



健「おっ…それいいな」



虎「楽しそう~」




舞「やっ…止めといた方がいいんじゃないかな…」


俺の発言に皆乗り気だったのに

突然、焦り声を出した田原



慎「どうして?」



舞「どうしてって…」



戸惑ったように目をそらしている



舞「だって、強いんでしょ?その彩蝶って。やられる前提で闘いに行くの?」



健「やられねーよ。まぁ、やられたとしても上を目指すのが面白ぇんだろ?」



舞「でも居場所は知ってるの?」



健「…さぁ?」



今、気づいたかのようにいう健吾