舞「分かった、愁はそのまま情報集めといて。あたしは真駆の様子を見に行ってくるね」



愁「分かりました」


哲「行ってら〜」


華「…またね」



皆に見送られ、真駆の倉庫へと向かった







虎「舞ちゃーん、おかえり〜」



倉庫に向かえば、真っ先に虎春が抱きついてきた


舞「ただいま」


彼「虎春…?」


虎「彼方、そんな睨まないでよ〜!束縛激しい男は嫌われるよ?」


ねー!とあたしを見てくる虎春


苦笑いしながら彼方を見ると

その顔は焦っていた



彼「舞は…そうなのか?」

舞「まぁ……」


曖昧に肯定すると明らかに彼方は肩を落としていた


彼「そうか…気をつける」


何だか彼方らしくない反応に笑みがこぼれる


相変わらずだな〜、真駆は



舞「あれ、今日は二人だけ?」


倉庫内を見渡すが下っぱが数人いるだけ



虎「あぁ〜…慎ちゃんは向こうの部屋で寝てるよ。健吾と麗奈ちゃんはどっか行っちゃって、奏は家に帰るって」


舞「類は?」


彼「学校だよ」


舞「慎二も一緒じゃないんだ?」


彼「んー…俺も慎二に聞いてみたんだけど、今はこれでいいんだって言ってた」


舞「ふーん…」


まぁ…慎二も気づいたのかな

類は自由に行動したいタイプだろうし
それこそ束縛してたもんね…


ただ、気になるのは…


虎「でも、類ちゃんが入ってから、ここに集まらなくなったよね〜」


舞「そんなこと言わないの」


虎「はーい」


このバラバラ感だな…