類「……補習を受ければ良いんですよね」



こういう場合は肯定も否定もしない方が良い


適当にあしらう



恭「…まぁ、そうだな」



類「では、失礼します」


私は出口に向かう



恭「湊川。」


扉に手をかけたところで呼び止められる



恭「…真駆に入ったんだな」


類「……はい」



恭「楽しいか?」



沖田先生は探るような目を向けてくる


その言葉は何を意味するのだろう


楽しい…わけない


今の私の生活は真駆に限らず、息苦しい程だ




類「…………はい」



しかしそれを言ったところで何も変わらない


余計惨めな気分を味わうだけ


恭「そうか…でも嫌ならやめるべきだ。お前の為にも」



類「…失礼します」