健「ここに…いた」


女を探し続けて1時間

ようやく見つけた場所は屋上


なぜか閉まっているドアは壊され


陰になっている所に寝転んでいる女


舞「ん……」


虎「あ、起きた」



俺らの気配に気づいたのか声が煩かったのか


不機嫌なオーラを出している



舞「………何」



ギロッと睨みながら警戒している女


と、それより…



慎「あれ、お前がやったのか?」


俺が視線を向ける先は屋上の扉


女はそれを一瞥すると



舞「………さぁ?」


曖昧な返事を返した



とぼけやがって…

こいつには何かあるな…



彼「君の名前を聞いてもいいかな?」


彼方が名前を聞く

まぁ、奏にハッキングさせるためだろうけど



舞「…自分から名乗れ」


健「…はぁ?」


舞「人に名前を聞くときは自分から名乗るものでしょ」