愁「…家庭で何かあったのですか?」



華「……っ!」



愁の言葉に反応する華




愁「こんな問い方は不本意ですが…致し方ない」




愁は眼鏡を押し上げながら華を見据える




愁「関係のない人に八つ当たりするようでは、彩蝶の副総長として黙っておけないですからね」



華「…あれは向こうが」



愁「華さんはこの倉庫に寝泊まりしているようですが…ご両親は心配なされてるのでは?」



華の反論を言わせないかのように言葉を被せた愁


…こういうところ容赦ねぇな




華「…心配なんかしてねぇよ」



ぼそっと呟くように言葉を発する華にもどかしくなった俺は




哲「聞こえねーよ!お前の様子がおかしいのは皆、分かってんだよ!」