虎「あれ!?いない!」


虎春の後ろに座っていた女もいつの間にか居なくなっていた



慎「……探すぞ」



ここまでくると顔が見たくなってくるもんだ



健「おう!」

虎「どこに行ったかな~?」


二人は急いで廊下を飛び出していく


かくれんぼ感覚で走る二人を苦笑いで見ながら後に続いていく


ふと


本当に一瞬だが教室をチラッと一瞥した時


周りの視線がこちらへ向けられる中


一人、俺らに背を向ける人物がいた



だが気になったのは一瞬で再びあの女へと興味が惹かれていった