虎「うわ~終わったー!」



4日かけて行われたテストも最終日を終えた



慎「まぁ、楽勝だったな」



健「お前の頭はどうなってんだ?」



虎「でも、終わったんだから遊びたい!」



慎「久しぶりに倉庫にでも行くか?湊川」



類「…え?あ…皆さん行ってきていいですよ」



ここ数日間、類を見ていて分かったことがある



まず類は一緒に行動するということが頭にない



ふらっと皆の輪から居なくなって

気づけば教室の席に着いている


類にどこに居たのかと聞けば
すみません、と謝るだけ



慎「お前も行くんだよ」


類「あ、はい…」



そして類は強制すれば否定をしない


無口といっても奏のように全く話さないわけでもないし


たまに笑ったりもするらしい




こういうタイプには初めてあった


なんか違和感がある

何をするか読めないというか何をしでかすか分からないというか


類という人格が見えてこない