慎「ほら、食べろ」



目の前に差し出されたお椀


私はそれを暫し眺める



慎「…どうした」



類「……私、」






これは夢だ


こんなの絶対にあり得ない



ここは私の居るべき場所じゃない


私が居ていいはずがないんだ




周りは笑顔に溢れていて

お互いを信頼していることが見てとれる



私には…無理だ

この中に入っていける自信がない






類「私…仲間になれないです」