慎「これ…だな」


じょうろをひっくり返すと落ちてきた物



慎「ビンゴ!」



それは鍵だった


玄関のドアに差し込むとカチャリと開いた



虎「なになに~!開いたの?」


健「なんか泥棒みたいじゃね?」


彼「不法侵入だよ」



慎「俺だからいいんだよ」



どいつもこいつもうるせぇな…

どうせお前らも来るんだろ?




玄関を開ければ外観の割に

中は意外と広々としていた



慎「湊川?」



呼び掛けるけど返事はない


俺は片っ端からドアを開けていく


トイレ、洗面所、リビング、キッチン、ダイニング、和室

一階にはどこにも湊川の姿はない



こうなると2階か…



健「何かイケないことって…興奮するな」



麗「健吾…言い方エロい」



健「何、妄想してんだよ」



麗「うるさいな!」



マジでうるせぇ…

こいつら追い出すか…