付いていけば着いたのは倉庫らしき場所



慎「ちーっす」


男「よう!慎二!何もなかったか?」



慎「こいつ、拾ってきました」


目の前に広がるのは100人以上いるんじゃないかと思わせる程の男の集団



ここは…どこなんだ?



男「何だ?お前の女か?」



男の視線が僕に集中する

じっと無言で見られるのには緊張する

でも…



虎「男だよ!」


これだけは譲れない

僕は女でもオカマでもない


男なんだ!



男「ほう……」



男「総長呼んできますね」



暫くして奥から出てきたのは男でも見惚れる程の凛々しい顔をした総長と呼ばれる男だった



総「お前か?真駆に入りたいというやつは」



虎「は?」



真駆って…何だ?

入りたいってなんだよ



慎「自分らしい男になるんだろ?」



隣から視線を促しているのが見える

頷けということなんだろうか?


虎「…はい!」