麗「慎二。ちょっといいかな」


慎「なんだよ」



あたしは慎二を呼び出すと作戦通りに行動した



麗「あたしの恋に協力して!」


慎「はぁ!?」



予想通り、呆れた顔をしている
これからが重要だ



麗「あたし、健吾のことが好きで…慎二に仮彼氏役をして貰いたいの」



慎「知るか、そんなの」



あたしに背を向ける慎二

こういう時は女の武器だ



麗「で、でも…そうでも、しないと、健吾…振り向いてくれないっ…」



涙声で実際にも涙を流しながら訴える


慎二は振り向いた



慎「泣くほどかよ…」


かかった!

そう確信をしたけれど、数秒間慎二に見つめられた


その目は何もかも見透かされてるようで…


少しどぎまぎしたけど



慎「……仕方ねぇな」




作戦は成功した