昔は健吾と一緒に通学していたり家でご飯を食べたり

何をするにも一緒のことが多かった



でも…


健吾の幼なじみであるあたしであっても

ずっと健吾の近くにいれるわけではなかった



恋心を抱いた時には

昔からモテる健吾の隣にいつも違う女の姿があって


話しかけてもかわされる

そんな日々が続くようになった




幼なじみだというだけで女からは痛い目線で見られ


話しかければ呼び出されることが続き

健吾への恋心も諦めようとしていた



そんな時…


麗「健吾。」


健「あ゙?」



たまたま慎二達といる健吾を見かけて声をかけた



慎「誰だ?この女」



健「あぁ、昔からの腐れ縁…」


麗「幼なじみの夏目 麗奈です!」



あたしたちの過去は腐れ縁なんかじゃない


そしてこれはいいチャンスだと思った


近くに置いてあるのは無数のバイク


きっとこの人たちは暴走族なんだ


この人たちに近づけば健吾とも近づけるはず



そして作戦をたてる暇もなく偶然はやって来た