華「そっか…」



海ではしゃいでいる哲や日陰で寝ている愁に視線を向ける



華「ここはうちを気にしてくれるんだね…」



華はぼそりと呟いた





舞「家族…だったっけ。あたしはここがもう一つの帰る場所だと思ってるよ」



愁がいて、哲がいて…


華や皆が迎えてくれる



舞「一緒にご飯を食べたり、寝たり喧嘩したり遊んだりする」



誰もが抱えてる闇をお互いが支えあって助け合う

独りじゃなければ笑うことも出来るんだ




舞「これって家族だと思わない?」



華「そうだね…」



華が切なそうな顔を見せる




多分…最近、倉庫に泊まっていることが関係しているんだと思うけど



人が抱えてる闇を無理矢理聞き出しはしない


今は…打ち明けてくれるのを待とう