「絶対、嘘!!ちょっと、木下連れてくる!」

そう言って優実は立ち上がり木下くんのとこへ走っていった。

「え!?ちょっと!優美!!」

あたしが焦ってる間に優美は木下くんを連れてきていた。

「木下!さっきの時間、亜香莉と何話してたの?」

優美は連れてきてすぐに聞く。

木下くんは、ちょっと考えてから

「内緒♪」

と言って、友達のとこへ行ってしまった。

「え~~!まじ、怪しい・・・!!」

優実があたしをジロリと見る。

「本当、何にも無かったんだってば~!」

あたしは焦りながら否定する。

(は~・・・木下くんのバカ・・・誤解されちゃうじゃん!)

「今、『木下くんのバカ~』とか思っただろ~」

そう言いながら木下くんが、あたしの後ろから現れた。

「ぎゃ!!??何!?びっくりしたあ~汗」