「亜香莉~!授業サボっちゃダメじゃん!!」

理科の時間が終ってからの休み時間は

あたしは優美の説教で終った。

「はい・・・ごめんなさい~・・・」

これじゃぁ、まるでお母さんと子供だ。

そんな2人を木下くんは笑いながら見ていた。

そんな木下くんに怒った顔を見せると、

木下くんはまた、お腹を抱えて笑い出した。

「ちょっと!亜香莉!どこ見てんの!・・・あ!」

優美も木下くんの方を見る。

あたしは優美にさっきのことを話した。

「な~んだ、そういうことか~♪」

優美がニヤニヤしながらあたしを見る。

「え!?違う!違う!」

あたしは否定する。

木下くんの方をみると、もういなくなっていた。

「さっきの時間、木下と何話してたの~?」

「別に!ただの世間話だよっ!汗」