-次の日-

あたしは、いつも通りにくつ箱で上履きに履き替えた。

―チクッ

「痛っ!!」

上履きに履き替えた時、足に何かが刺さった。

「何これ・・・」

よく見ると、上履きの中に小さな針が数本入っていた。

足の裏は血がにじんでいた。

「亜香莉!おはよ・・・え!?どうしたの!?その足!!」

優美が覗き込んで来た。

「なんか、上履きに針が入ってて・・・刺さっちゃった・・・」

「早く、保健室行こう!!」

あたしは優美に手を借りながら保健室へ行った。


・・・―


「良かったね!軽い怪我で!」

優美が笑顔で言う。

「大げさだって~優美~」

そんなことを言ってると前から木下くんが走ってきた。