「人をバカ呼ばわりしちゃ、いけないんですよ~」

木下くんはあたしの頬をつねりながら言う。

「ひたひ!!ほへんははい~~!」

「はい!よろしい」

そう言うと、あたしの頬をつねるのをやめた。

あたしの頬は赤くなった。

「木下くんのバカ・・・」

あたしはボソッと小さな声で言う。

「あ!また言ったな~」

また、あたしの頬をつねる。



それから、あたし達は仲良くなったよね。

沢山しゃべったり、ケンカしたり、遊んだり。

君との想い出は今も輝いてるんだ―。