光が爆発した。 何も見えない、真っ白な世界。 王子が目をあけたとき、そこには魔女はいなくなっていて、姫が倒れていた。 「姫…?!」 姫はうっすら目をあけて笑った。 「王子、私魔女に勝っちゃいました」 それだけ言うと、姫は目を閉じた。 姫から、規則正しい寝息が聞こえた。 「あなたが消えなくてよかったーー…」