「来たか…この日が…」
クラス発表…
「莉花!は、張り出されるよ!やだ!怖い、莉花と離れたらどうしよう。」
「果帆、それは私も同じだよ〜。果帆〜。」
2人で手を取って祈る。
手に大きな紙を持った先生が現れた。
ついに来た。
私は怖くて下を向いてた。
もし違うクラスならちょっとでもこの時間を楽しみたい。
でも隣で果帆の高い興奮したような声が聞こえて、顔を上げた。
「…同じ…。果帆同じだよ!」
「うん。本当によかった」
もう一度自分の名前と果帆の名前を探す。
ちゃんと同じ1組の枠に入ってる。
自分の名前をよく見ると一つ上にあの名前があった。
ーうそっ!村田陸も同じだ!
それだけじゃない。角谷美亜も同じだった。
あっけに取られてたら後ろで声が聞こえた。
「りーく!あたし達一緒だよ!すごくこれからが楽しみぃ」