「我慢しよう、頑張ろうって、今朝までは思ってたんですけど……。
きっとどんなに頑張っても、緑木先輩はいつまでもわたしを見ないんじゃないかなって」
朝、屋上で泣いていた愛ちゃんを思い出す。
そうか、そんな風に考えていたんだ。
「なので緑木先輩、お別れです。
紅先輩と、仲良くしてくださいね?」
愛ちゃんは、驚いて硬直する緑木先輩に微笑んだ。
「楽しい思い出を、ありがとうございました」
「ごめんね、愛ちゃん……。
俺、傷つけてたんだね?
無意識に晴香の話を出していたなんて、気づかなかった……」
言いながら愛ちゃんの頭を撫でようとする先輩。
これもきっと無意識なんだろう。
きっとどんなに頑張っても、緑木先輩はいつまでもわたしを見ないんじゃないかなって」
朝、屋上で泣いていた愛ちゃんを思い出す。
そうか、そんな風に考えていたんだ。
「なので緑木先輩、お別れです。
紅先輩と、仲良くしてくださいね?」
愛ちゃんは、驚いて硬直する緑木先輩に微笑んだ。
「楽しい思い出を、ありがとうございました」
「ごめんね、愛ちゃん……。
俺、傷つけてたんだね?
無意識に晴香の話を出していたなんて、気づかなかった……」
言いながら愛ちゃんの頭を撫でようとする先輩。
これもきっと無意識なんだろう。