けど、私は許せなくて龍平の母親にビンタした。

お腹を痛めて産んだはずなのに子供にそんな態度の龍平の母親がムカついた。

「ねぇ、母親なんでしょ。ならさっきの言ったこと全部言いかえろ!!」

「はっ?あんた誰?他人に言われたくないし。」

懲りない母親を睨んだ。

その2人の間を割って入ってきた龍平は、

「亜美を傷つけたら許さないから。」

とだけ言うと私の手を引いてビルから出た。