龍平は気まずそうな顔をしていた。 「龍平なんで無視するの?」 女の人は龍平の肩に手を置いた。 「黙れ!!」 ビル中に響き渡るような怒声の混じった声に女の人も私もビックリした。 「何よ!!お腹痛めて産んでやったのに。感謝の1つもないの?この世間知らずのいらない子供。」 女の人は龍平を鋭く睨んでその場から立ち去ろうとした。