「大丈夫ですか!!」
声を掛けられ隊員の人達に運ばれていたのは、

修弥だった。

修弥は血だらけで息ひとつしていなかった。

私は人混みを掻き分け修弥の元に走った。

「修弥!!修弥!!!ねぇ!目を覚ましてよ!!」
声を掛けても返事がなくて修弥の体を触ろうとしたら、

「どいてください!!」

と押された。