菜々の部屋を確認してもいなかった。

菜々がいそうな所…。

あった!!

海だ!

前菜々と2人で行った海にいるはず。

ダッシュで自転車を漕いだ。

海に着き自転車を止めて周りを確認する。

すると、砂辺でジッと海を眺めている菜々がいた。

「菜々!!」

思いっきり叫んだ。
後ろを振り返った菜々を強く抱きしめた。