「藤川菜々か…。」
龍平は少し顔を曇らせた。

「菜々がどうしたんだ?」

「最近足の調子が悪いって聞いたから…。」

「そうなのか!?」

「うん。本当かどうかはわからないけど本人は内心相当苦しんでると思う。」

龍平の言葉に焦りを感じた。