お母さんは、いつも、
変な男につかまったら
ろくなことがないわよ、
って、そう言ってた、
これであたしは、
男という存在に苦手意識をもった、
小さいながらも、
気をつけなきゃって、思った、
それに追い討ちをかけるように、
あいつは、あたしを
追い詰めたんだ、
そんなあいつを
あたしは、いまだに許せていない、
あのことがあって、
たくさんの時間がすぎていったけど、
あいつのせいで、
あたしは、彼を傷つけてしまったのだから、
許す訳には、いかないんだ、
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